意外と経験も知識もないようです。
2021.04.12
選ばれる理由
国土交通省の調べが、日経で発表されていました。
各工務店で下記の経験あるか、無いかのお話です。
新省エネ対応(99年度改正分) 経験無し 99%
長期優良住宅 経験無し 72%
地域ブランド住宅 経験無し 65%
現在省エネは、一次エネルギー換算ですし、4等級より上の低炭素もあります。また基本的に地域ブランドは、長期優良住宅に県産材使用程度です。だから地域ブランド経験工務店は、長期優良住宅経験者では?と疑問に思いますが、多分長期優良住宅のみの経験だと思われます。
しかし意外に少なくないですか?最近は長期優良住宅等という、第三者検査の必要なものもありますが、これらの住宅は確かに費用かかります。補助金もらえるとしても、それ以上に費用かかります。ただフラット35Sも含めて、お客様に長年継続的に家を使ってもらいたいとか、少しでも良い住宅を供給したいと思う工務店、及び設計事務所には必要な知識であり、お客様に対して、他社との比較の中で、差別化をはかるためにも大切な知識であります。また省エネの一次エネルギーに関しては、2020年に義務化され、確認申請に添付しないといけなくなります。
つまり今後、国土交通省がなるべく欧米諸国並みにより良い住宅を、中古住宅として流通させたいのは以前取り上げましたが、このような住宅でないと正確な価値ある住宅として流通されなくなります。良い住宅の基準がありませんら、これらが基準になると思われるからです。今までとは考え方も変えて、これの知識や経験を持つこと出来ないと生き残りさえ難しくなります。
多分、免罪符になると思います。もちろん住宅メーカーは、経験も知識もあります。今のままだと住宅は全て、住宅メーカーに取られてしまいます。でも住宅メーカーのほとんどは、県産材や国産材を使用することが少ないので、日本の林業の未来も考えると心配になります。国産材を使用するコトは、林業としても家の虫喰いに対しても良いことです。また大工さんの腕前は、本来の地元の工務店の方が上のように感じます。でも今までのお付き合いもあるでしょうが、契約する前に、これらの経験や知識あるのか聞いてみてください。なければ、経験や知識ある設計事務所と絡ませて、注文するのが良いかと思います。長く住むにも勿論ですが、今後は中古住宅として流通させたいコトも考慮して、お施主様の方からこの様な住宅を提案して欲しくて、この話題を取り上げました。