長い目で見たコスト比較
現状、国産材で家を一軒建てると、輸入材で建てる場合と比べて数十万程度コストが上がります。これは決して小さな額ではありませんよね。
しかし、一般的にローンを払い終わった35年後にはどうなっているでしょうか?
建てるときにより安価におさめた家には、多くの場合日本の風土に合っていない輸入材が使われています。
洗面所などの水まわりの木が腐ってきていたり、シロアリに侵されていたりすることもあるでしょう。
こうしてリフォームを余儀なくされたり、ひどい場合には建て直しも必要になってくるかもしれません。
遠藤建築が目指すのは、「100年もつ家」です。きれいな形で子や孫に残せる家を建てたいのです。
皆様は奈良の法隆寺をご存知ですか?建立1300年だそうです。
なぜそんな長い年月の間、幾度の自然災害に負けることなく、その姿を保ち続けているのでしょうか?
答えは日本のヒノキを使っているからです。ヒノキというのは不思議な木で、伐ってから200~300年の間は強度が増し続けるのです。
ですからヒノキで建てられた家は、「100年もって当たり前の家」なのです。
家を建てる際には、このようなことをしっかりご理解いただいたうえで、材木を選んでいただきたいと私は考えています。