住宅BELSって何なんだ?
2021.06.28
選ばれる理由
この前の7月14日木曜日、大阪で住宅版BELSの活用勉強会があり参加しました。
もともとビル用の省エネ評価基準が、本年 平成28年度より住宅用にも適合した評価基準で、新しい制度です。
この制度の評価を受けると、容積率の緩和が認められて有利とかありますが、商業地のビル以外に容積率の緩和は、特に住宅ではメリットありません。
そんな制度なら住宅に適合しても、普及しないのでは?と思っていましたが、今後補助金とか申請するときに、この評価制度を受けるのが、義務化していく可能性があります。
例えば、地域型住宅グリーン事業の申請要件みたいです。
長期優良住宅とからめて普及させようとしています。
住宅版BELSとは、簡単に言うと、住宅省エネ性能の見える化、そのレベルを5段階で評価して、星マークで一目瞭然にしたものです。
それを第三者に証明させたものです。
この星マークがついていると、将来の中古住宅市場の価格にも影響を受けます。
2020年から住宅の省エネ性能が義務化されますが、その時の評価証明に使われるものでは?と思っています。
実は断熱性能のみ高めても、あまり評価の星上がらないようです。
とは言え1999年基準の断熱仕様で、星3個取れるみたいです。
星を沢山、星3個を超えたい場合、一次エネルギー消費量を削減するのが、一番みたいです。
それを実現するには、暖冷房、給湯、照明、換気と住宅ではこの順番で、消費エネルギー多いので、多い順から高性能省エネ機器を導入すると性能アップ、つまり星,沢山獲得出来るようです。
裏ワザとして、主たる居室と主たる居室ではない居室,非居室と区分しますが、この主たる居室、リビングと台所ですが、この面積を小さくすると、性能アップします。
最近の流行の広い居間では、エネルギーを沢山使ってしまいます。
とにかく今後の住宅事業に欠かせない知識であり、お施主様にも将来の資産とか考慮しても、お勧めしたい制度で、是非星獲得して、表に張り出して欲しい表示です。
こんな勉強をしてきました。
今後の設計に役立つと良いのですが。